↑画像は公式サイトより
12/18にGROOVE X社のLOVOT(らぼっと)がついに公開されました。YouTubeでの配信を見られた方も多くいるかと思います。ケイスケも実物は見たことありませんので、YouTubeの動画を見たインプレッションを述べたいと思います。
第一印象
前の記事で、ぬいぐるみサイズのコミュニケーションロボットであるのでは?、と予想しましたが、いわゆる一般的な人形タイプのコミュニケーションロボットとはちょっとコンセプトが違いましたね。どちらかというとaiboに近いです。というか、ケイスケの第一印象は
LOVOT = パロ + aibo
です。なぜなら
- 車輪がついていて動き回る
- 音声認識はしているが、ロボットはしゃべらない。鳴き声みたいのは出す
- 自分の名前を認識して反応する
- タッチセンサがたくさんついており、なぜると喜ぶ
- 役に立たないです、と言われていたが搭載カメラで見守り的な機能はある
- メンタルケア等の実証実験等行っている
aiboは皆さんご存知かとおもいますが、パロは最近あまりメディアに取り上げられないので知らない方もおられるかもしれません。公式サイトは↓
パロは移動しないLOVOTみたいなものです。形態は違いますが、サービスロボットの分類でいうと同じペット型ロボットになるかと思います。
2体のLOVOTが動き回る姿は、2匹の子犬が家族に絡みながら2匹でもじゃれあう、そんな風に見えました。また、抱っこしてもらう時はご丁寧に車輪を格納して、車輪がユーザーに触れないようにするなど、細かいところまで作られています。
充電ステーションを巣(ネスト)と呼び、自動充電機能だけでなく、通信のハブ、AI学習のためのエッジコンピューターなどを搭載、本体には、種々のたくさんのセンサ群、高性能なCPU群を搭載するなど、従来のコミュニケーションロボットより圧倒的に高機能で、システム構成的には非常によく考えられていました。
ビジネスモデルは?
まず驚いたのは2台セット販売になっています。発売1年後以降に1台でも販売するようですが。値段がなんと(2台セット)
59万8000円(税別)
です。その他に月々2万円程度~のいわゆる保証料などの月額費用が掛かる。Pepperとかと同じ売り方です(代表の林さんはPepperの生みの親)。比較的多くの可動部もあり、種々のセンサ等搭載デバイスを考えれば妥当な値段とは言えますが、正直、一般の人に広く売るには高い感じがします。初年度、なんやかんやで100万円前後掛かるので・・・
コミュニケーションロボットと思われてしまえば明らかに高すぎます。Kirobo MiniやJiboの失敗を見てもわかるでしょう。
しかし、LOVOTはしゃべりませんので、ペットだと考えれば、それなりの犬を2匹を購入、飼育するのにかかる費用とはそれほど変わらないです。生き物みたいに手間はかからないので、ペットは欲しいけど種々の事情で買えない、という方々には受け入れられるかもしれません。aiboもそれなりに市場に受け入れられていますし。
aiboと違い、実在の動物に似せていないLOVOTがどう受け入れられるかはちょっとわかりません。初期ロット分は売り切れていますので、いわゆるアーリーアダプターといわれる方には間違いなく受け入れられると思います。実際に市場に出てくるのは来年ですので、LOVOTについては引き続きフォローして行きます。
LOVOT公式サイトは↓
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