コミュニケーションロボ Jibo社 資産売却

Jibo、お前もか・・・

ちょっと前にトヨタのKirobo Miniの販売中止の話題を書いたと思ったら、今度はJibo社の資産売却の情報である。Kirobo Miniの話題は↓

トヨタ自動車のコミュニケーションロボットKIROBO mini(キロボミニ)が2018年12月をもって発売中止になることがアナウンスされました。コミュニケーションロボットはいろいろ世の中に出ていますが、世の中が期待しているような対話レベルは実現できていません。

MIT Media Laboのブラジール教授が生み出したコミュニケーションロボットJiboは、その期待の高さからクラウドファンディングで多くの資金を集めて開発が進められてきましたが、充分に日の目を見ることなく資産売却となりました。

ソース記事↓

Social robot maker Jibo has sold its IP assets. According to a former Jibo executive, New York-based investment firm SQN Venture Partners is the new owner.

プロも動画とか見ていると、最小限ながら魅力的なノンバーバルコミュニケーション(動き、目玉のグラフィック等)の要素を備えたいわゆるAIスピーカーであるが、約10万円のプライスが、安価なAmazonエコーなどのAIスピーカーに太刀打ちできなかったからではないかと、ソース記事では分析されていた。

う~ん、悪くはないと思ったがJiboも10万円では駄目であった。Amazonエコーが1万円ほどだから、より豊かなコミュニケーションが出来るからといって10万円も出す人はあまりいなかったということである。

Amazonエコーは、Amazonの基幹サービス群(通販、Primeサービスなど)の付加価値向上のためのフロントエンドである。そのため、それ自体で儲ける必要はあまりないため、コミュニケーションロボット単体でのサービスとなるJibo社は分が悪いのは明らかである。Jiboが10万円、というのは、ロボット的に見れば(構造、機能等)妥当な値付けであるが・・・

AIスピーカーはいわば音声コマンド入力デバイスにすぎない。手が離せない状態で使用することが多いのであれば、音声コマンドは魅力的である。例えば、運転中にカーナビの音声による経路検索などは理にかなっている。最近のカーナビは知らないが、昔のはあまりにも誤認識が多すぎてとても使い物にはならなかったが、最近の技術なら十分役立つはず。

音声コマンドに絞れば、対話エンジンなど複雑なものを載せる必要はなく、結果として誤認識が少なくなり実用的になる(基本的に認識機能は認識するものが複雑かつ多種類になればなるほど反比例して誤認識が増える)。

どんな製品でも機能と価格のバランスは重要ですが、コミュニケーションロボットは、どこまでノンバーバル(動き、表情等)な要素やその他の付加価値機能を装備するかが非常に難しい(例えば動きの要素なら、増やせば増やすほど値段が上がるし、減らせば減らすほどスマホでいいじゃんとなる)。アプリによってそのバランス位置は変わるので、当面手探りで進めるしかないです。

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